美容皮膚科 - シミのレーザー治療

シミのレーザー治療

シミのレーザー治療

レーザー治療は決して"魔法の光"による夢の治療では ありません。
シミの部分によく吸収される波長のレーザー光を 照射することにより、シミを選択的に破壊するという 医学的根拠に基づいた治療です。
保険適用の治療になる病名と自費治療になる病名があります。
(1回10,000円~ -税抜-)


1.レーザーの種類と作用機序、治療経過

現在、当院ではQスウィッチルビーレーザーを設置しています。
レーザー光線はシミのメラニン色素を過剰に持つ細胞を選択的に破壊します。
その後、皮膚の内部で起きる清掃作用により、シミは徐々に取れていきます。
ですから、治療効果が完全に現れるには1~3ヶ月、長ければ6ヶ月ほどかかります。

決してレーザーを照射した途端に、シミが跡形もなく消えるわけではありません。
また、照射直後は油がはねたような感じで少し赤くはれます。
その後茶色いかさぶたができますが、かさぶたの色はシミより濃くなるので照射前より目だちます。
このかさぶたは3~7日できれいにはがれますが、その後炎症後色素沈着により、シミはいったん濃くなります。

そして、1~3ヵ月ぐらいかけて徐々に薄くなっていきます。
これが一般的なレーザーの治療経過です。
効果の少ない場合これを繰り返しますが、複数回照射しても最終的に薄いシミやまだらなシミが残ることもあります。
つまり、レーザー治療はシミを完全に消し去る治療というよりも、薄くして目立たなくする治療と考えていただいた方がよいかもしれません。


2.レーザー治療の副作用、後遺症

レーザーが標的以外の細胞に与えるダメージはわずかです。
このため治療による副作用はかなり少ないといわれています。
しかし、頻度は低いものの色素沈着(色が濃くなる)、色素脱失(色が白く抜ける)、軽い瘢痕(傷あと)が残ることがあります。
ただし、これらはレーザーの副作用というより、患部を不適切にいじったり、こすったりして生じてしまうことが多いようです。
全身的な後遺症の心配はありません。


3.レーザー照射前の注意事項

肌あれはレーザー照射後のトラブルを生じやすくします。
適切な処置によりできるだけ肌の状態を整えてから治療を受けましょう。
前日に入浴、洗髪はすませ、レーザー照射部のうぶ毛は剃っておいてください。
当日は照射部位のメイクは落としてご来院ください。

レーザー治療は軽い痛みを伴います。
ご希望の方には局所麻酔シール(ペンレス)をお渡しします。
照射予定の約1時間前にメイクを落としてから、貼っておいてください。
ただし、ペンレスを貼っても痛みが完全になくなるわけではありません。


4.レーザー照射後の注意事項

1円硬貨大以上の照射部位にはガーゼを貼付します。
照射後約3日間はこのガーゼは貼ったままになりますので、治療後の予定にお気をつけください。
治療部位以外の洗顔・メイクは可能です。
ガーゼをはずすと薄いかさぶたがついていることがありますが、無理に剥がさないでください。
細かなシミには特にガーゼ等は貼付しません。
この場合、洗顔は当日より、メイクは翌日より可能です。
但し、洗顔はごく軽めにこすらないように行ってください。


5.アフターケア

照射部位の皮膚の状態がおちついたら(医師の判断)、日焼け止めクリームと美白クリーム(当院指定)の外用を行います。
レーザー治療では照射そのものも重要ですが、アフターケアも非常に重要で、これを怠るとレーザーの効果がでないばかりでなく、レーザー照射後の色素沈着の大きな原因になりますので特にご注意ください。
半年間は日焼けをしないように心がけましょう。
照射後約半年間は日焼けをしないようにして心がけましょう。
(日焼けをすると、かえって照射部位にしみが残ることがあります)


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